OLAF’S Diary in 京都(’08/08/20 京都の思い出①)

京都から18日に帰って来た。番外編をいくつか記録として残しておく。
今回、部屋を世話して頂いた『京都ステイ倶楽部』から京都留学のお誘いを頂いた。

京都ステイクラブ。
http://www.kyoto-taizai.com/

京都ステイクラブのmiyabiさんのブログ。
http://kyotostayclub.seesaa.net/

京都留学 ‐祇園祭編‐ 
圓塾との共同企画  「京都留学」にあなたも参加してみませんか?
京都・一乗寺で和文化体験講座を展開する圓塾が、祇園祭の舞台・四条通にほど近い鴨川に面した町屋カフェ「AND THEN」に場所を移して行なう、「目から鱗(ウロコ)な祇園祭」体験付き講座。

この様なお誘いで、7月10日~12日まで京都留学に参加した。


企画をしてくれた<圓塾>のモットー
日本の文化は、奥が深くて豊かで美しい。
知れば知るほど、心も体も活き活きとしてくる。
しかし、これは学校では教えてくれなかったこと。
だからこそ、大人になった今、文化財や伝統文化の味わい方、楽しみ方を身につけませんか?
文化財修復会社をバックボーンとする圓塾は、そのノウハウとネットワークを活かし、心豊かな人生をお送りいただくために役立つ多彩な講座を取り揃えております。
圓塾における先生は、文化財や伝統に宿る人々の力そのものです。
その囁(ささや)きにしばし耳を澄ませてみてください。
悠久の歴史に抱かれた和文化を通して、潤いある円熟生活をお送りいただけますよう、心を込めて、水先案内いたします。文化財は、あなたの心の宝です。

さわの道玄は漆芸や日本画彩色の技術力を活かし、社寺建築の保存修復から仏具や神具、祇園祭の山鉾の修理まで幅広い文化財修復を行っています。
日本の伝統文化、伝統工芸技術を継承・発展させ、伝統の技、先人の遺産を新鮮なままに明日の日本に伝えることを使命と考えます。

圓塾。
http://www.enjyuku.info/course/

さわの道玄。
http://www.sawanodogen.com/index.html

何か、面白そうという興味で指定の場所「AND THEN」に行った。
生徒は、OLAFを含め5人。
京都在住の人もいたり年齢、職業みな違う人達の集まりであった。

文化財修復の第一人者さわの道玄さんの話から、講座はスタートした。
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祇園祭のはじまりは古くは祇園御霊会と呼ばれました。
貞観11年(869)に京の都をはじめ日本各地に疫病が流行しました。
「これは牛頭天王の祟りである」として、平安京の広大な庭園であった神泉苑に、当時の国数の66ヶ国にちなんで66本の鉾を立て、祇園の神を祀り、さらに神輿をも送って、災厄の退散を祈りました。
後に経済的に力を持つようになっていった町衆の台頭で次第に豪華な鉾が造られ規模も大きくなり、現在の形になりました。
従って神様の怒りを抑える事が中心なので神輿の担ぎ方も静かに、関東の祭りのように陽気でセイヤセイヤといった担ぎ方はしない。とか・・・

祇園祭は、7月1日の「吉符入り」にはじまり、31日の境内摂社の「疫神社夏越祓」で幕を閉じるまで、1ヶ月にわたり各種神事・行事がくり広げられます。
祇園祭のハイライトともいえる17日の「山鉾巡行」では32基の山鉾が市内をめぐります。
山鉾には、神功皇后や聖徳太子、役行者、天神さま観音さま・・・・・ などが、祀られるとともに、装飾の文様に日本神話や中国の故事、 儒教、仏教、道教の教えなども取り入れるなど 国際性豊かな趣向を凝らした飾りつけがなされています。
鉾を飾るタペストリーには、ホメロスの叙事詩「イーリアス」や、「旧約聖書」のなかのアブラハムの子、イサクの嫁選びの図をモチーフにしたものもあり、はるかなシルクロードの道を通って伝わった文化や宗教を感じさせてくれます。
世界のあらゆる神が、偉大なる祇園の神をたたえる姿とあらゆるものを包容し、1つの祭りのなかに調和させているところに祇園祭の本質を見ることができます。
鶏鉾の見送りは、ホメロスの叙事詩「イーリアス」を図案化した毛綴。
大きな織物が切り分けられ、鯉山、霰天神山、白楽天山にも使われている。16世紀のベルギー製。
「旧約聖書」の“イサクの嫁選び”にちなんだ毛綴の前掛けは、16世紀末のベルギー製の作品。
キリシタン禁制の江戸時代にも、函谷鉾を飾って堂々と都大路を巡行していた。
等々知らなかった事ばかりでした。

講演の後、ビデオでの説明、懇親会と続いた。
お酒を飲みながらのお食事は楽しいものだった。
これから、本格的に始まる祇園祭をますます面白くしてくれそうな予感がした。

留学の最終日は、曳き始めが始まる12日。
山鉾建てが盛んに行われている町内の一角のさわの道玄さんの文化財修復の仕事場を見せて頂くことと、そこで団扇を金箔で飾る体験学習をさせて頂けた。

修復用の仕事場には色々な修復を待っている仏像、絵馬、等など。
修復の話を聞くと、驚くことばかり。
色がほとんど残ってない絵馬等の日の焼け具合とか雨風で痛めつけられた木の減り方から色を推定し、再現出来るという。
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いよいよ、絵が描かれた団扇に金箔で飾り付けをする体験学習の時間がスタート。
皆さん職人さんの指導で、初めての体験を始める。
『これは、絵心が有るか無いかで結果が決まります』とは指導の職人さんの言葉。
『これで大丈夫?』『あら、上手ね~~~。』『先生手伝って~~~』等々。
ワイワイガヤガヤ言いながら何とか仕上がった。

金箔を乗せる部分に糊で絵を書く。
センスの見せ所。
大胆な人。細かな人。いろいろ。
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金箔を貼る工程。
薄い金箔を乗せ刷毛で掃くと、糊が付いてる部分だけに金箔が残る。
『残った金粉は、回収して使いますのでご心配無く。』と職人さんからの励まし。
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OLAFの作品です。
京都の思い出として、大事に取っておきます。
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面白い企画だった。
これでまた、祇園祭の見方が変わったといえそう。
歴史を知ることはやはり大切だを実感。