OLAF in 顔見世歌舞伎(’07/11)

11月になると、歌舞伎の世界では第一回目のお正月になります。
歌舞伎座の「顔見世」では、毎年正面玄関の真上に立派な「櫓(やぐら)」が組まれています。
紺地に白で鳳凰丸の紋が染め抜かれ「木挽町 きゃうげんづくし」と書かれた粋な姿は古き芝居町の名残を伝えてくれます。
「櫓」というのは、江戸の芝居小屋が興行を許されていることを示す許可証のようなもので、実は「顔見世」と直接の関係はありませんが、「顔見世」という古式ゆかしいイベントに風情あるひと味を加えて、ちょっとした雰囲気をかもし出しています。


OLAFは昼の部へ行ってきました。

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早速、いつものようにパンフレットを買い込む。

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今回は、二階席。

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最初の出し物は、種蒔三番叟(たねまきさんばそう)

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天下泰平や五穀豊穣を祈る神聖で儀式的要素の強い能の『翁』は、歌舞伎では『三番叟』の名でさまざまにアレンジされ、芝居繁盛の願いも込めた祝儀舞踊となっています。 三番叟(梅玉)と千歳(孝太郎)が、顔見世の幕あきを寿ぎます。(歌舞伎座HPより転載)

清元の三味線が華やかな雰囲気をかもし出しています。
梅玉さんが家に所縁ある三番叟を勤め孝太郎さんの千歳の顔合わせは、
顔見世の開幕を飾るにふさわしい所作事です。


二つ目の出し物は、傾城反魂香(けいせいはんごんこう) 土佐将監閑居の場です。

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絵師の又平(吉右衛門)は、女房のおとく(芝雀)と師匠の土佐将監(歌六)のもとを訪れ、土佐の苗字を許してもらえるよう願い出ます。
吃音の又平に代わって、おしゃべりなおとくが切に訴えますが、絵から抜け出た虎を描き消してみせた弟弟子の修理之助(錦之助)や、主家の大事に馳せ参じる雅楽之助(歌昇)のような功績もなく、うまくしゃべれない又平は門前払いに。
望みを絶たれた夫婦は、思いつめて死を決意しますが、又平が今生の名残りに手水鉢に自画像を描くと、その絵が石を貫き、手水鉢の裏側に抜ける奇蹟が起こります。実直で世渡り下手ながら、絵への情熱は誰にも負けない男。
吉右衛門扮する又平の一途さと夫婦の絆に、胸が熱くなります。(歌舞伎座HPより転載)


吉右衛門さんの役は吃音のため、ほとんど無言での舞台。
時々しゃべりが入りますが演技が光ります。役者さんてすごい!!

昼食となりました。本日は買ってきたお弁当。

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お昼を利用して、お土産売り場へ。
来年の干支は子、もう新春のような華やかさです。

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三つ目の出し物は、新歌舞伎十八番の内 素襖落(すおうおとし)

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太郎冠者(幸四郎)は、主人である大名(左團次)の遣いで訪れた先で、姫御寮(魁春)に酒を振る舞われ、餞別に素襖まで頂戴します。
 帰宅した太郎冠者は、もう酩酊状態。決して渡すまいと隠していた素襖を落とし、それが主人の手に渡ったことにも気づかない始末です。
 同名の狂言を歌舞伎化した、コミカルな舞踊劇。姫御寮に所望されて源平合戦の那須与市のくだりを語ってみせる、幸四郎の愛すべき太郎冠者の奮闘ぶりに御期待ください。(歌舞伎座HPより転載)


幸四郎さんと吉右衛門さん、さすが兄弟だから声が似ているよ。

最後の出し物は、曽我綉侠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ) 御所五郎蔵

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侠客の御所五郎蔵(仁左衛門)は、五條仲之町で星影土右衛門(左團次)と鉢合わせし一触即発となりますが、茶屋甲屋の与五郎(菊五郎)が、その場を収めます。
 実は、五郎蔵と土右衛門は元同じ家中。五郎蔵と相思相愛の皐月(福助)に、土右衛門が横恋慕するという関係が、ともに浪人となった現在まで続いていたのです。
 今は傾城をしている皐月は、五郎蔵が、旧主が熱を上げる傾城逢州(孝太郎)身請けのための金策に困っているのを知り、土右衛門に身を任せて、金を工面しようとします。
 心ならずも愛想づかしをする皐月に、真意を知らない五郎蔵は逆上。土右衛門ともども斬殺しますが、皐月と思って斬ったのは、なんと逢州の首でした。
 キリッとした男伊達の風情が清々しい前半から、思いやりの愛想づかしが不幸の連鎖を生む悲劇の後半へ。
 定評ある仁左衛門の五郎蔵と、皐月役の福助の新鮮な顔合わせに、菊五郎が花を添えます。(歌舞伎座HPより転載)


女形の福助さん、花魁の華やかなこと!周りからは綺麗!お見事!との掛け声が!
浄瑠璃、語り、三味線、太鼓久々に満足できる日でした。楽しかった!