OLAFの薪能見物(’15年8月20日 遊行寺薪能)

第30回目の”遊行寺薪能”を見に行った。
”遊行寺薪能”とは、時宗総本山清浄光寺を言い、呑海上人が開山上人である。
俣野の庄(現在、藤沢市と横浜市を分断する境界線となりましたが、両市に俣野の地名が残っています。)の地頭俣野五郎景平の実弟だそうです。
時宗寺院の本尊は一般には阿弥陀如来像です。
遊行寺は創建以来しばしば火災のために焼失しており、永正10年(1513)の兵火によって約一世紀近い歳月にわたって再建不能の状況下におかれました。
この永正10年1月29日に本尊は静岡の長善寺に移され、そののち永正17年(1520)冬に、本尊は甲府の一蓮寺に移されました。このときの本尊は「円光もましまさず、蓮華座もなく、観音には御手もうせ同く御光も蓮華もうせ玉ひ、勢至も同前にやつれさせ玉ふ」状態であったと伝えられています。
この寺で30回目の薪能が行われると言う。


20日は久々の雨。
薪能は境内の特設ステージで行われると言われていたが、「雨天の場合には本堂で行います。」との事。
お寺の本堂で能は見た事が無いのでそれも良いかと思い出かける。
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4時開場だが、混雑が予想されるので2時半に藤沢の遊行寺まで出かけて列に並ぶ。
大きな総門だ。
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それでも、170人目程度だ。
皆さん何時頃から並ばれているのだろうか・・・
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並ぶ事1時間半、4時に入場開始。
特設ステージはかたずけられていた。
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本堂に入る。
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正面の外れ、中正面に近い所に席を確保。
畳に座って能を見るのは初めてだ。
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揚幕、橋掛かり、一の松、二の松等が出来ている。
しかし、橋掛かりは畳だ。
舞台は本堂の板の間だが能を舞う人は勝手が違って大変だろう。
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本日の次第だ。
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初めは”すすき念仏”だ。
これは説明によると以下のようなものだそうだ。
「遊行二祖他阿真教上人が武蔵国を遊行中の嘉元・徳治(1303~08)のころ、柴崎村に疫病が流行し、神田明神に祀られている平将門の怨霊の祟りによるものであると信じられていました。
ときに真教上人はこの事を聞き、将門の霊を弔い「蓮阿弥陀仏」の法号を与えたところ疫病が治まったといいます。
村人は遊行二祖真教上人を村内の天台宗の日輪寺に留め、真教上人はこの寺を時宗に改め、神田山日輪寺と称したといいます。真教上人が将門の怨霊を鎮めるために薄念仏を行ったとも伝えられています。
また、遊行十四代太空上人は、加賀国篠原を遊行中の応永21年(1414)に実盛塚から斉藤別当実盛の亡霊があらわれ、供養を依頼して消えました。太空上人は、懇ろに供養したので亡霊は成仏できたといいます。
このように、怨霊供養を目的として行われたのが薄念仏であるといわれています。
なお、藤沢市の伝承では18個の白張提灯は薄念仏が終了したときに、提灯を戴いて持ち帰り田・畑に吊るしておくと虫が付かないと信じられていたといいます。」
次は関係者の挨拶があって、能『巴』が始まった。
あらすじは、以下の通り。
木曽の僧が都に上る途上、琵琶湖のほとりの粟津が原というところに差し掛かります。そこで神前に参拝に来た女と出会いますが、女が涙を流しているので不審に思い、理由を尋ねます。女は古歌を引き、神前で涙を流すのは不思議なことではないと述べ、僧が木曽の出だと知るや、粟津が原の祭神は、木曽義仲(源義仲:1154〜1184)であると教えて供養を勧めます。そして、自分が亡者であることを明かし、消えてしまいます。
僧はお参りにきた近在の里の人(所の者)から、義仲と巴の物語を聞き出し、先の女の亡者が巴だと確信を深めます。
夜になり、僧が経を読み、亡くなった人の供養をしていると、先ほどの女が武者姿で現れます。女は巴の霊であることを知らせ、主君の義仲と最期を共に出来なかった恨みが執心に残っていると訴えます。そして義仲との合戦の日々や、義仲の最期と自らの身の振り方を克明に描き、執心を弔うよう僧に願って去って行くのでした。
良くある能のストーリーだ。
(ネットより転載)
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次は狂言『清水』だ。
主人から、茶会で使う水を野中の清水へ汲みに行くように命じられた家来の太郎冠者は、面倒なので、七つ[午後4時]すぎると、あのあたりは鬼が出るから嫌だと断りますが、主人は承知せず家宝の桶を持たせて追い出します。
太郎冠者が鬼に襲われたふりをして帰ってくると、主人は家宝の桶を惜しみ、みずから清水へ行くといいだします。
先回りした冠者が鬼の面をかぶって脅すと、主人は命乞いをして逃げ出しますが、冠者に都合のいいことばかり言う鬼の言葉や、冠者そっくりの鬼の声など不審な点が多いので、もう一度清水へ確かめに行きます。冠者はもう一度鬼に扮して脅すものの、今度は正体を見破られ、主人に追われて逃げて行きます。
(ネットより転載)
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畳に座っての能見物。
いささか腰が痛くなってきた。
限界だ。
もうやめて帰ろう。

特設ステージの外の涼しい所で椅子で見たらさぞよかったろうに。
残念だ!