OLAF in 青もみじの京都 (’11年5月15日 『三船祭』を見に行く)

葵祭の行列を楽しんだ後、嵐山まで出かけ『三船祭』を見る。
三船祭は嵐山の車折神社のお祭りです。
天下の名勝・嵐山の大堰川にて、平安時代の王朝絵巻を再現する一大神事です。
雅な平安貴族の船遊びが見られると言う。

車折神社の境内社の一社に芸能神社がある。
この芸能神社は、昭和32年に他の末社より御祭神・天宇受売命を分祀申し上げ創健した神社である。
天宇受売命が芸能・芸術の祖神として古来より崇敬される所以は、<神代の昔、天照大御神が弟である素戔鳴尊の行いを逃れ、天の岩戸にお入りになり固く扉を閉ざされたためにこの世が暗闇になった。 
その時、天宇受売命が岩戸の前で大いに演舞され、天照大御神の御神慮をひたすらにお慰め申されたところ、大御神は再び御出現になり、この世は再び光を取り戻した。>という故実にもとづく。
芸能人のお参りが多い神社として知られている。

(’10年3月にお参りした時の車折神社のブログ)

http://olaf-mama.at.webry.info/201004/article_1.html



5月12日に渡月橋を渡った時には濁流に渦巻く状態であった。
今日は水かさは多いがあれほどの濁流では無かった。
良かった!
あの状態であったら船遊び等まず無理だったろう。

(数日前の濁流の大堰川)
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今日の大堰川。
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2時に車折神社から行列が渡月橋を渡って到着。
早速船遊びが始る。

御座船(ござぶね)を先頭に龍頭船(りゅうとうせん)・鷁首船(げきすせん)・扇流船(おおぎながしぶね)・各奉納船と続きます。

最初は、ご神霊(神様)の坐す御座船(ござぶね)。
神主と舟人(ふなびと)が乗船します。
地元の嵐山小学校より公募で選ばれた舟人です。
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龍頭船。
龍頭には極彩色がほどこされています。

龍頭船(りゅうとうせん)においては、
京都舞楽会の舞人(まいびと)・伶人(れいじん)により
迦陵頻(かりょうびん)・胡蝶の舞(こちょうのまい)・蘭陵王(らんりょうおう)
などの平安朝さながらの舞楽(ぶがく)が奉納(披露)されるそうです。
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鷁首には極彩色がほどこされています。
鷁首船(げきすせん)においては献茶式(けんちゃしき)が執り行われます。
例年、茶道三千家(表千家・裏千家・武者小路千家)交代でご奉仕してくれるそうです。
残念ながら遠くて見えませんでした。
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様々な奉納船(ほうのうせん)が様々な芸能・芸術(舞踊・長唄・小唄・常磐津・尺八・今様・絵画・俳諧等)を披露します。
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三船祭りのメインイベントは、なんといっても足利尊氏の故事にちなんでの扇流しの行事です。
昔、足利尊氏が嵐山近くの天龍寺へ参詣の折に、お供の童子が誤って川に落した扇が川面を流れる優美な様をご覧になって大層喜ばれたことから、それ以後天龍寺参詣の際、お供の人々が競って扇を川に流したといわれています。
この祭礼に向けて公募から選ばれた「平成の姫君」や舞妓、芸者さんの「扇流し」が優雅に繰り広げられます。
川岸では、この扇を受けとろうと、芸事の精進ご利益を願う人たちでにぎわいます。

扇流船(おおぎながしぶね)においては車折神社に納められた扇子を奉納者の芸能上達を祈りながら川に流します。
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その扇を拾い上げる参加者。
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まだまだ船遊びは続いています。
阪急嵐山駅から電車で帰ろうと思っているので混まないうちに駅へ急ぎます。
4時頃から対岸へ上陸し、嵐山頓宮へ入御し終了式を斎行するそうです。
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さすが芸能の神様を祀ってある車折神社の祭礼。
優雅な平安貴族の船遊び。
京都には色々なお祭りがあるものだ。

葵祭りと同じ日にこんな神事も行われるなど信じがたい。
楽しさ満腹の一日だった。