OLAF in 春の京都 (’11年4月1日 大覚寺写経・清涼寺・天龍寺・渡月橋)

1の付く日は大覚寺で写経をする事になっている。
「写経会員」となっているので、午前中に写経した会員には「おうどん」が接待されるのだ。
この写経うどんにつられて写経へ行く事にしている
嵐山周辺の桜は未だだと思うが桜も見てこよう。


朝10時から写経をして、11時から法話を聞いてうどんを食べる予定だ。
初めて写経をした時には、10時過ぎに到着したらもう座る所も無い状態だったので、9時半受付開始に間に合うようにホテルを7時に出発。
朝早い。
サラリーマンさんと一緒の時間帯のバスは結構混んでいる。
天気も良く暖かい日となった。
未だ、大覚寺は開いたばっかりだ。
画像

凄く立派な鬼瓦。
青空に映える。
画像

宸殿の前には右近の橘、左近の桜が植えられている。
此処の桜は綺麗に咲いていた。
昨日見た平安神宮の左近の桜は未だ咲いていなかったが大覚寺は既に満開になっている。
画像

勅使門 の前の枝垂れ桜は未だ咲いていなかった。
桜が咲くとその前に光源氏が乗っていたような牛車が飾られるのだが・・・
今年は未だ置いてなかった。
画像

五大堂(本堂)が写経場所となる。
前の広縁の桜は未だ咲いていなかった。
咲くと凄く綺麗なのだが・・・
画像

写経終了。
画像

この後、大僧正から法話があった。

今日は東北・関東大地震に触れ『方丈記』に描かれた”京都を襲った大震災の模様”が話された。

「また、同じころかとよ、おびたたしく大地震(おほなゐ)振ること侍りき。
そのさま、よのつねならず。
山はくづれて河を埋み、海は傾きて陸地(くがち)をひたせり。
土裂けて水涌き出で、巌割れて谷にまろび入る。なぎさ漕ぐ船は波にただよひ、道行く馬は足の立ちどをまどはす。
都のほとりには、在々所々、堂舎塔廟、一つとして全からず。或はくづれ、或はたふれぬ。塵灰たちのぼりて、盛りなる煙の如し。
地の動き、家のやぶるる音、雷(いかづち)にことならず。家の内にをれば、忽にひしげなんとす。
走り出づれば、地割れ裂く。羽なければ、空をも飛ぶべからず。
龍ならばや、雲にも乗らむ。
恐れの中に恐るべかりけるは、只地震なりけりとこそ覚え侍りしか」
と書かれているそうだ。

京都に大災害をもたらしたこの地震は、1185年8月13日(元暦2年7月9日)の正午ごろに発生した。
平家一門が壇ノ浦の合戦に敗れて滅亡してから、3か月あまり後のことであった。
そのため、平家の怨霊の祟りであるとした噂が飛びかったという。
この地震では、琵琶湖の南部から京都にかけて大災害となり、とくに白河付近の被害が大きく、法勝寺の九重塔や阿弥陀堂、南大門などが倒壊し、法成寺の回廊も転倒、そのほか尊勝寺や最勝寺など各寺院の堂塔や鐘楼などに大きな被害がでた。
比叡山の建物も、ほとんどが倒壊あるいは傾斜したという。京都市内の民家も多数倒壊し、多くの死者がでた。
また宇治川にかかる宇治橋が落ちて、渡橋中の10人が川に落ち、うち1人が溺死した。 
こうした被害の状況から、内陸直下の地震としては、かなり大規模なもので、M7.4前後と推定されている。
「海は傾きて陸地をひたせり」という表現があるが、ここでいう“海”とは、琵琶湖を指している。

昔から日本は自然災害に苦しんできた。
何時その様な事態に出くわすか分らない。
従って、どう生きていくかと言う事だが、
”生死事大(しょうじじだい)無常迅速(むじょうじんそく)”
「生死は仏の一大事、時は無常に迅速に過ぎ去っていくから、各人はこのことに目覚めて、弁道精進につとめ、無為に過ごしてはいけない」。
この言葉を思って生きて行きなさいと言う内容だった。


広縁から見える大沢池。
残念ながら桜はまだ蕾。
もう一息なのだが・・・
画像

画像

食堂へ。
圧倒的に女性が多い。
画像

何時もの”おあげさん”がのった”うどん”。
薄味で美味。
おにぎりは一個50円なり。
画像

大沢池の周辺を散策する。
大沢池は 大覚寺の東に位置し、周囲約1kmの日本最古の人工の林泉。
嵯峨天皇が離宮嵯峨院の造営にあたって、中国の洞庭湖を模して造られたところから、庭湖とも呼ばれる。
池中には天神島・菊ケ島と庭湖石があり、この二島一石の配置が華道嵯峨御流の基本型に通じている。
池のほとりには、茶室望雲亭、心経宝塔、石仏、名古曽の滝址があり、国指定の名勝地になっている 。

桜が咲いていると目を見張る美しさなのだが・・・
画像

名古曽の滝。
離宮嵯峨院の滝殿庭園内に設けられたもので、『今昔物語』では百済川成が作庭したものと伝えられる。
平成6年からの奈良国立文化財研究所による発掘調査で、中世の遣水が発見され、現在の様相に復元された。
画像

池の周りでただ一本咲いているさくら。
隣の”さんしゅう”の黄色い花との対比が美しい。
画像

画像

画像

桜の花の間に見える先ほど写経をした五大堂(本堂)が美しい。
画像


歩いて清涼寺(通称:嵯峨釈迦堂)へ行く。
此処も桜が咲いていれば綺麗なのだが・・・
食後の甘味、あぶり餅を食べるのが主眼だ。
山門には桜が咲いていた。
画像

この枝垂れ桜は綺麗だった。
今年は未だだ。

(昨年の清涼寺)

http://olaf-mama.at.webry.info/201004/article_3.html

画像

多宝塔(内部に多宝如来がまつられている)の前の山桜。
画像

画像

「大文字屋」さんで「あぶり餅」を食べた。
あま~い味噌味でお茶によくあいます。
食後の甘味はこれで決まり。
画像

画像

更に歩いて渡月橋へ。
途中、天龍寺に寄ってみた。
山門の前の桜はチラホラ。
画像

今年は非常に人が少ない。
これ程空いている天龍寺を見るのは初めてだ。

(昨年の嵐山周辺。)
http://olaf-mama.at.webry.info/201004/article_2.html
画像

観光バス等1~2台ほどしか停まっていない。
画像

人がほとんどいない渡月橋。
こんなに人がガラガラの渡月橋は初めて見る。
画像

嵐山の桜は未だ未だ。
画像


今年の京都はガラガラ状態。
日本全体が東北・関東大地震の喪に服している様だ。