OLAF’S Diary in 京都 (’10/3/31 ②天龍寺・野宮神社・法金剛院・妙心寺)

車折神社から嵐電で嵐山へ。
渡月橋まで歩く。
午後は渡月橋から散策を開始する。


ここは相変わらずの人出。
いつも混雑している。
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橋を渡って、枝垂れ桜を見に行く。
もう満開だ。
ソメイヨシノより早く満開になる。
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ここ一帯は桜が良く咲いている。
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桂川の堰と桜。
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渡月橋から嵐山の方へ目をやると、桜があちこちに目立って見える。
花が咲くと、ここにも桜があったのかとその存在に気づかされる。
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次は、天龍寺だ。
天龍寺は何回も来ているが、桜の庭園は見たことが無い。
楽しみだ。

天龍寺の入口、「勅使門」から入る。
今まで気がつかなかったが、この門の塀は「練塀(ねりべい)」となっていて、瓦を埋め込んで強固な塀にしてあった。
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「曹源池庭園」の看板の”枝垂れ桜見頃”に引き込まれるように庭園に入る。
この庭園は名園中の名園として著名である。
「曹源池庭園」は夢窓国師の作庭とされているが、亀山離宮の庭園を利用したとの説もあるようである。
ばいも(ユリ科)の花が可憐に咲いている。
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曹源池畔から北側を見た「曹源池庭園」の一部である。
この庭園は池中に立石群を配し、嵐山、亀山を借景として取り入れ、独特の日本画のような美しさを見せている。
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「多宝殿」の前に大きな「枝垂桜」の木がある。
寺の説明によれば、この枝垂桜はこの付近随一の桜という。
確かに木も大きく見事な花をつけている。
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桜の向こうに「平和観音」が立っている。
趣がある。
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シャクナゲの花も咲いていた。
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三つ葉つつじが綺麗だ。
今盛りだ。
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山の上から先ほどの枝垂れ桜を眺める。
遠くまで見えてまた違う趣がある。
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硯石が立っていた。
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次は野宮神社だ。
今まで嵯峨野散策では、「縁結びの神様」と書いてあり、若い娘が多かったのであまり興味もなく通り過ぎていた。
ところが、午前中に見た斎宮神社と関連があることに気が付き、参拝することにした。

野宮はその昔、天皇の代理で伊勢神宮にお仕えする斎王(皇女、女王の中から選ばれます)が伊勢へ行かれる前に身を清められたところだ。
嵯峨野の清らかな場所を選んで建てられた野宮は、黒木鳥居と小柴垣に囲まれた聖地だった。
有栖川に有った斎宮神社からここへ斎宮が動いてきた神社の様だ。

『黒木の鳥居』は、木の皮を剥がずにそのまま鳥居として使用されているという特徴的なもの。
これは鳥居の形式としては原始的で最古のものと言われている。
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「亀石」という通称で呼ばれる『神石』は、願い事をしながら撫でると一年以内に願い事が叶うと言われており、参拝者はこの石を撫でて願い事をしていくようだ。
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お参りする人は女性が圧倒的の多い。
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次は、法金剛院の桜を見に行く。
このお寺は、夏に蓮を見に来た所だ。
桜は初めてだ。

(蓮を見に来た時のブログ)
http://olaf-mama.at.webry.info/200807/article_34.html

庭園は池回遊式浄土庭園で、弥陀極楽浄土を再現したもの。
作庭者は仁和寺の立石僧伊勢房林賢と伝えられている。
山門から桜が見える。
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面積はさほど広くないが、池や「青女の滝」と呼ばれる滝もあり、女院の趣味のよさを今でも伺い知ることができる庭だ。
平安神宮の紅枝垂れもよいけれど、 ここには、桜は待賢門院桜と呼ばれる桜がある。

これが待賢門院桜。
色のやや薄い一重の枝垂れ桜。
花にも上品さが感じられる。
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池に映る逆さ桜も良いもんだ。
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今日の最後は妙心寺

全国に3400の寺院を持つ臨済宗妙心寺派の大本山。
1337(建武4)年花園法皇が関山慧玄を招いて開山。
この地にあった法皇の離宮を禅寺に改めた。
応仁の乱で多くの堂塔を焼失したが、細川勝元・政元親子らの援助で再興。
その後、豊臣、徳川家をはじめ諸大名が帰依し、隆盛を極めた。

その広大な境内には38、境外には10の塔頭を擁し、文化財は、大徳寺とともに禅文化の双璧をなしている。
小さな北門を一歩入れば石畳の道が長く延び、白い壁と静かな境内が広がっている。石畳の道を進み、松並木を抜ければ、左手に、庫裏・方丈・法堂・仏殿が一直線に建ち並び、典型的な禅宗伽藍配置を見せている。
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仏殿。
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仏殿の中の仏像。
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退蔵院 (たいぞういん)へ入る。
妙心寺塔頭。
1404年(応永11)波多野出雲守重通が建立。
方丈(重文)は慶長年間(1596-1615)の建立。庭園(名勝・史跡)は、狩野元信の作と伝え、回遊式に観賞式を加味した枯山水の優美な名園。
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残念ながら大きな枝垂れ桜は未だ咲いていない。
蕾。
これが咲いていれば、とても美しくこの庭園が光り輝いていたろうに!
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門を潜って右側が陰の庭。
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反対側が陽の庭。
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池には滝も。
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「水琴窟」が有った。
「水琴窟」とは江戸時代に庭師が考案したといわれる日本庭園の巧妙な装置で、蹲踞の排水を利用して妙なる音を生み出したもの。
構造は、そこに穴をあけた甕を逆さにして土の中に埋め込み、蹲踞を通じて穴から流れ込んで水が水滴となって甕の下に溜まった水の面に落ちるとき、甕に反響 する深く澄んだ妙音を楽しむものとなっている。
澄んだいい音がした。
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水墨画の祖といわれる相国寺僧如拙の描いた室町時代の名作瓢鮎(ひょうねん)図(国宝)が飾られている。

「ただでさえ捕まえにくいなまずを、こともあろうに瓢箪で捕まえようとする。」この矛盾をどう解決するか、将軍義持は当時の京都五山の禅僧31人に参詩を 書かせた。
『瓢箪で鮎を押さえつけるとは、なかなかうまいやり方だ。もっとうまくやろうなら、瓢箪に油をぬっておくがよい』(周宗)
『瓢箪でおさえた鮎でもって、吸い物を作ろう。ご飯がなけりゃ、砂でもすくって炊こうではないか。』(梵芳)
まさに禅問答その物。
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良く歩いた。
今日の散策は終了。
初めての場所を探して歩くのも面白いが大変だ。