OLAFの歌舞伎座さよなら公演・二月大歌舞伎見物(’09/2月)

2月17日。
歌舞伎座さよなら公演・二月大歌舞伎夜の部を見物してきた。
一月は、浅草で若手の歌舞伎を見たが、二月は歌舞伎座で大物歌舞伎役者さんの歌舞伎を見ることにした。
今回の楽しみは、「蘭平物狂い・(らんぺいものくるい)」の三津五郎さん、そして歌舞伎十八番「勧進帳」で武蔵坊弁慶を演じる吉右衛門さん、そして菊五郎さん染五郎さんとわくわくする。


開幕前に歌舞伎座に到着。
歌舞伎座は、建て替えを目前に控え、今年はさよなら公演となっている。
そのせいもあってか、大混雑している。
二月の顔ぶれも人気の高さを物語っている。
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二月大歌舞伎の出し物は三つです。
どれも面白そうです。
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最初の出し物は”倭仮名在原系図・蘭平物狂(らんぺいものぐるい)”です。
配役です。
   奴蘭平実は伴義雄    三津五郎
         在原行平    翫 雀
       水無瀬御前    秀 調
         一子繁蔵    宜 生(ヨシオ)
  与茂作実は大江音人    橋之助
  女房おりく実は妻明石    福 助
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奴の蘭平(三津五郎)は、須磨で別れた松風を恋焦がれる主人在原行平(翫雀)のために、松風と瓜二つのおりく(福助)と、その夫の与茂作(橋之助)を館へ連れてきて、行平の奥方水無瀬御前(秀調)と対面させます。
何も知らない行平はおりくを松風と信じ、その機嫌も直りますが、館の内で曲者が騒ぎを起こすので、追っ手の役を蘭平の子繁蔵(宜生)に命じます。
しかし我が子の様子ばかりを気にかける蘭平を見て、行平は怒ってこれを斬り捨てようとしますが、刃を見ると気絶する奇病のために蘭平は倒れ伏します。
やがて気を取り戻した蘭平は、心乱れたまま狩衣を身にまとい踊りに興じます。
まもなく繁蔵が曲者の首を打って戻ると、行平は繁蔵の働きを褒めて武士に取り立てるのでした。
一方、与茂作は、行平を親の仇と言って詰め寄るので、行平はこれを捕らえて蘭平と勝負するように命じます。
そこで与茂作が蘭平に斬りかかりますが、先ほどの奇病は起らず、蘭平は意外な話を語り始めます。
前半の物狂いの踊りと、後半の大立廻りが見どころでした。

三津五郎さんは50代、立ち回りのすごさに圧倒されます。
蘭平・子役のヨシオ君は橋之助さんの三男だ!
今7歳、やはりカエルの子はカエル!日々精進なのだろうなぁ・・上手になった!!

食事休憩となりました。
今回は、時間が有ったので美農吉のお弁当を買ってきました。
満席で、自分の席で食べるしかありません。
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お土産コーナーを見てきました。
いつも、このコーナーは季節を良く表しています。
三月の桃の節句に関係する物が多く飾られています。
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出し物の勧進帳の手拭です。
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さよなら公演の手拭も出てました。
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二つ目の出し物は、お待ちかねの”歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)”です。
配役は、大物ばかりです。
        武蔵坊弁慶    吉右衛門
           源義経    梅 玉
         亀井六郎    染五郎
          片岡八郎    松 緑
          駿河次郎    菊之助
        常陸坊海尊    段四郎
        富樫左衛門    菊五郎
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武蔵坊弁慶(吉右衛門)の進言により、源義経(梅玉)は強力に、亀井六郎(染五郎)、片岡八郎(松緑)、駿河次郎(菊之助)、常陸坊海尊(段四郎)ら家臣たちは山伏に姿をかえて、都を落ちて行きました。
富樫左衛門(菊五郎)の守る安宅の関は、義経主従を捕らえようと山伏の通行を固く禁じていますが、弁慶はある巻物を東大寺再建のための勧進帳と偽って読み上げ、富樫の質問に次々と答えていきます。
こうして富樫は、一行の通行を許しますが、強力を見咎めてこれを呼び止めます。
すると弁慶は金剛杖で義経を打擲し、富樫の疑いを晴らそうとします。この姿を見て富樫は、一行が義経主従と悟りますが、主君を思う弁慶の心に感じ入り、ついに関を通すのでした。
歌舞伎十八番のひとつで、屈指の人気演目です。

吉右衛門さんの存在感!すごすぎる!!

場内は、春の雰囲気が満ち溢れていました。
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最後の出し物は、”三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ) 大川端庚申塚の場”です。
配役は、お嬢吉三    玉三郎
      和尚吉三    松 緑
     夜鷹おとせ    新 悟
      お坊吉三    染五郎

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夜更けの大川端を歩く娘は、実は女装の盗賊お嬢吉三(玉三郎)で、夜鷹のおとせ(新悟)の持つ百両を奪い取ります。
一方、これを見ていたお坊吉三(染五郎)は、その金を巻き上げようとして、ふたりは争い始めます。
しかしそこへ通りかかった和尚吉三(松緑)が、ふたりを仲裁し、今日の出会いをきっかけに三人の吉三は義兄弟の契りを交わします。
七五調の名台詞溢れる黙阿弥の作品です。

新悟・松緑・染五郎は台詞まわしが上手い!
玉三郎さんは男言葉が弱いなぁー、ちょっとがっかり・・・


歌舞伎の世界では、日々精進し年齢を重ねてこそ光る・・・
素晴らしい役者となる為にはものすごい努力をしているのだろうなぁ。
代々継承する名に恥じない役者魂!
だからこそ、歌舞伎の人気は絶えないのだろう。
日本人として誇れる歌舞伎・・やはり足を運ぶだけのことはある!!


OLAF大満足の二月歌舞伎でした。