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zoom RSS OLAFの能楽鑑賞 (’14年5月11日 普及公演 狂言:鐘の音 能:蝉丸)

<<   作成日時 : 2014/05/13 02:28   >>

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能の普及公演を見に行ってきた。
普及公演は久し振りで初めにちょっとした解説が入る。
これが色々な知識を広げてくれてまた楽しい。
今日の狂言は以前見た事がある。
鎌倉のお寺が沢山出てくるので面白い。
(記録)
http://olaf-mama.at.webry.info/201212/article_2.html
今日は能が楽しみだ。
解説など読んでいると哀れはかない物語の様だ。


千駄ヶ谷の駅から国立能楽堂へ歩いていくと、葉の付いていなかったイチョウの木に緑の葉かが眩しく輝き始めている。
初夏だ!
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何時も少し早めに来るので能楽堂内は空いている。
見慣れた何時もの風景だ。
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初めは狂言「鐘の音(かねのね)」だ。
太郎冠者の取り違えもの。

主人から「成人を迎えた息子の祝儀に黄金の太刀を渡したい。
価格調査に行ってこい」と命を受けた太郎冠者。
意気揚々と出掛けるも、主人には「金の値」(プライス オブ ゴールドを聞いてこい、とだけ言われたのですっかり「鐘の音」(サウンド)だと思い込み、鎌倉へ出かけては何の疑いもなく寿福寺、円覚寺、極楽寺、建長寺の順に周り、鐘をつきまくって音を確かめる。
各お寺の梵鐘の音の表現が面白い。
「やっぱ建長寺がナンバーワン!」
自信満々に結果を報告する太郎冠者に主人は呆れ果て家から放り出す。

一旦はむくれるものの、主人は面白いことが好きなので機嫌を直してもらおうと道中の土産話を小唄にして唄う。
そんな太郎冠者の姿を見て主人は許す。
今日は大蔵流なので、他に仲裁人がおり、仲を取り持つ演出が入っていた。

休憩時間20分。
中庭の緑も濃くなってきている。
何時も手入れがされていて美しい庭だ。
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次は能「蝉丸(せみまる)」だ。
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能『蝉丸』は流離された身体に障害を持つ不遇な姉と弟の皇子の苦難の悲劇です。

延喜帝(醍醐天皇:885年〜930年)の第四皇子、蝉丸の宮は、生まれつき盲目でした。
あるとき廷臣の清貫(きよつら)は、蝉丸を逢坂山に捨てよ、という勅命のもと、蝉丸を逢坂山に連れて行きます。
嘆く清貫に、蝉丸は後世を思う帝の叡慮だと諭します。
清貫は、その場で蝉丸の髪を剃って出家の身とし、蓑、笠、杖を渡し、別れます。
蝉丸は、琵琶を胸に抱いて涙のうちに伏し転ぶのでした。
蝉丸の様子を見にきた博雅の三位は、あまりに痛々しいことから、雨露をしのげるように藁屋をしつらえて、蝉丸を招じ入れます。
(写真はネットより転載)
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一方、延喜帝の第三の御子、逆髪は、皇女に生まれながら、逆さまに生い立つ髪を持ち、狂人となって、辺地をさ迷う身となっていました。
都を出て逢坂山に着いた逆髪は、藁屋よりもれ聞こえる琵琶の音を耳に止め、弟の蝉丸がいるのに気づき、声をかけます。
ふたりは互いに手と手を取り、わびしい境遇を語り合うのでした。
(写真はネットより転載)
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しかし、いつまでもそうしてはいられず、逆髪は暇を告げ、ふたりは涙ながらに、お互いを思いやりながら、別れます。
(写真はネットより転載)
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天皇の子という高貴な身分に生まれながら、華やかな暮らしを享受できず、厳しい境涯に身を置く蝉丸と逆髪。悲運のふたりが、逢坂山という含みのある名前の辺地で廻り合い、しみじみとお互いの身の上を語り合い、別れ行くというストーリーです。表向き変化のあるドラマチックな物語ではありませんが、人物設定、場面設定、テーマ、展開など、非常によく練りこまれた秀作です。

京都には「逢坂山」「蝉丸神社」があると言う。
次回の京都ステイの時には行ってみるかナ・・・

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