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zoom RSS OLAFの国立劇場”京乱噂鉤爪(きょうをみだすうわさのかぎづめ)”歌舞伎見物(’09/10/8)

<<   作成日時 : 2009/10/10 14:20   >>

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10月にしては珍しいと言われる大型台風が日本列島を縦断し関東でもかなりの被害が予想された10月8日に国立劇場”京乱噂鉤爪(きょうをみだすうわさのかぎづめ)”を見物に行った。
山手線、京葉線等全線不通の日、前売り券を買ってあったので行かざるを得ない。
当日起きると、雨が降り、強風が酷い。
さて行けるのか?


少し早めに10時頃出発。
その時は、既に雨はやみ強風だけ残っていた。
山手線は全線不通になっていたが、地下鉄はあまり問題が無かった。

この”京乱噂鉤爪(きょうをみだすうわさのかぎづめ)”は昨年の乱歩歌舞伎第一弾”江戸宵闇妖鉤爪(えどのやみあやしのかぎづめ)”の続編。
昨年は京都滞在やハワイ滞在で見ることが出来なかった。
第二弾となる今回の作品は、何としても見たい歌舞伎。

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昨年の乱歩歌舞伎第一弾『江戸宵闇妖鉤爪(えどのやみあやしのかぎづめ)』は原作『人間豹』の世界を、昭和から江戸に移し、明智小五郎は探偵から町奉行所同心に置き換えられた。
人間豹と呼ばれる怪人、恩田乱学(染五郎)が次々と女性を殺害。
最後に明智(幸四郎)に追いつめられ、大空へ姿を消す。といった内容だそうだ。

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地下鉄の半蔵門駅を降りて看板に従って国立劇場へ。
国立劇場に到着した時は既に快晴。
ここで歌舞伎を見るのは初めて。
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入り口には歌舞伎特有の提灯がぶら下がり雰囲気は歌舞伎そのもの。
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中のロビーにはシャンデリアがぶら下がり近代的雰囲気。
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一角に江戸川乱歩の展示が行われていた。
乱歩はこんな顔をしていたのか。
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歌舞伎の人形が飾られていた。
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12時開演という事で事前に昼食を摂っておく。
お弁当とワンカップを買い込み席へ着く。
国立劇場はレストランも休憩用の席も多くありゆったりとした雰囲気。
歌舞伎座はゴミゴミしていてゆったり出来る所が少ない。
建てかえられたらこんな雰囲気になるのかナ?
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はじめて見る緞帳。
『流水帆掛船図』と言う緞帳だと言う。
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前作では原作の「人間豹」の設定を昭和から江戸に移し、明智小五郎は探偵から町奉行所同心に置き換えられた。
人間豹と呼ばれる怪人、恩田乱学(染五郎)が次々と女性を殺害。
最後に明智(幸四郎)に追いつめられ、大空へ姿を消す。

今回はすべて新たに創作したそうだ。
幕末の京に恩田が現れ、明智は探索のため京へ向かう。
明智と恩田は再び闘うが、陰に天下の転覆をはかる陰陽師(おんみょうじ)、鏑木幻斉(中村梅玉)の姿が見え隠れする。

懐かしい京都の地名などが現れ期待が大きい。

出演者はそうそうたる顔ぶれ。

松 本 幸四郎(明智小五郎)
中 村 翫 雀
市 川 高麗蔵
松 本 錦 吾
澤 村 鐵之助
中 村 歌 江
中 村 松 江
市 川 染五郎(恩田<人間豹>・みすず)
中 村 梅 玉(陰陽師 鏑木幻斎) ほか

いよいよ舞台が始まった。
第一幕

プロローグ 伏見近辺

幕末動乱の京の都。
人々は”ええじゃないか”と狂喜乱舞。
そこに、人間豹が現れ、人々を食い殺す。

第一場   烏丸通り・きはものや
烏丸通りのきわものや。
先代は有名な人形師。
今の主人はあくどい商売人。
人間豹も儲けにしようと考えている。
主人の妹は”みすず”。
父の遺作「花がたみ」を陰陽師が買いに来る。
”みすず”は売ることに反対したが、結局陰陽師に買われてしまう。
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第二場   三条・鴨川堤
”みすず”は鴨川土手で日頃からここに住む物乞いに団子を配っていた。
そこで”松吉”と名乗る青年と出会い恋をする。
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第三場   化野・鏑木隠宅
陰陽師の別宅が嵯峨の化野にある。
人間豹恩田が現れ、大文字の送り火の日に密会する公家と薩摩藩の要人を殺害するように指示される。

第四場   一条戻橋
死者が蘇ると言われる一条戻橋。
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第五場   今出川・鴨川堤
人間豹と明智が久し振りに再会。
睨み合う二人だが、嵐による大波に飲み込まれてしまう。

第六場   羅城門
嵐の中既に朽ち果てている羅生門が現れる。
陰陽師の術で虚空のはてに人間豹が飛ばされてしまう。
見所の染五郎が前後に高速回転しながら客席上空を32メートル移動する「旋風宙乗り」。
歌舞伎界初の試み。
もの凄い迫力。

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ここで休憩。
国立劇場内を歩き回ってみた。
3階から見たシャンデリア。
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休憩室。
こんなの歌舞伎座にも新橋演舞場にも無い。
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廊下に絵が飾ってあった。
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歌舞伎特有のお土産も沢山。
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歌舞伎座では見たことが無い5本指ソックス。
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第二幕 第一場   四条河原町
四条河原町の踊の見物人に突然人間豹が現れ、人を襲う。
きわものや夫婦が打ち毀しに会い、逃げ延びようとしたが誤って切り殺される。
独りぼっちになってしまった”みすず”に先の青年が自分の実名を明かし求婚する。
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第二場   化野の原
「花がたみ」を捜す”みすず”と陰陽師の別宅近くでみすずが殺される。
人間豹が現れるが、先の青年を殺さずに林の中に消え去る。
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第三場   鏑木隠宅
人間豹が陰陽師に術をかけられ苦しめられている。
明智も現れ、陰陽師を捕らえようとするも術にかけられ苦しむ。
その時人形の「花がたみ」に魂が入り、”みすず”の鏡で陰陽師の術を反射し、自分の術が自分に掛かってしまう。
そして人間豹に殺されてしまう。

第四場   如意ヶ嶽の山中
如意ヶ嶽の山中で人間豹は「人として生きられない存在は、この国には生きる場所は無いのか。
もっと広く大きな幸せを探しに行くぜ。」
と言って、自ら火床に火を放ち壮絶な最後を迎える。

エピローグ 大文字を望む高台
大文字の送り火がみえる高台で人間豹を探していたが、空からお札と共に人間豹の鉤爪も降って来た。
新しい時代の夜明けに人間豹は江戸と言う時代の闇を背負って消えていった。
明智は鉤爪を握り締め万感の思いで人間豹の最後を看取った。
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歌舞伎では珍しく、最後にカーテンコールがあり、出演者一同が舞台に並んで挨拶をした。
黒子も一緒に並んだのにはビックリ。
一致協力して舞台を作ったことに対し、会場からの大きな拍手。

懐かしい京都の地名などが出てきて、楽しい歌舞伎見物だった。
なんとなく冒険活劇を見たような気分。

帰ってきてTVのニュースを見ると台風の爪後が生々しく映されていた。

国立劇場はどの劇場より見やすい劇場だった。
これからも、国立劇場で歌舞伎を見ることにしよう。


参考

化野念仏寺のブログ
http://olaf-mama.at.webry.info/200908/article_4.html

晴明神社と一条戻橋のブログ
http://olaf-mama.at.webry.info/200807/article_36.html

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